名古屋港水族館に98/11/21
ちょっと実家(愛知県豊田市)に帰る用事があったので、ついでに名古屋港水族館に寄ってきました。ついでとはいっても朝5時30分起き「のぞみ」を飛ばして開館とほぼ同時に入りました。目当ては、最近登場したコウテイペンギンと充実したカメ類の展示です。サンディエゴの超弩級水族館のあとなので多少期待半分で来たのは事実なのですが、期待を大幅に上回る内容で大変満足しました。やっぱり日本の水族館も負けてないね!
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通路の右上半分を覆う、巨大ドーム水槽。 |
1.工夫を凝らした水槽
正直、魚の種類はそれほど多くありませんでした。しかし、結構面白い仕掛けがあったりして楽しめました。ハンドルを廻して水流を作り魚が水流にあわせて向きを変えるのを観察できる仕掛けや、水深の明るさにあわせて赤い深海魚の見え方を観察できたり、ドームの中から魚を見れたり(左の写真を見ると、見られているのは人間のようだが)。水槽のジオラマの中をフォログラフの魚が泳いでいたりしたのも、思ったより面白かった。 |
2.繁殖の鬼
ここは、いろいろな繁殖の記録を持っているようです。そこかしこに「名古屋水族館生まれ」の子供が元気に泳いでいました。繁殖させるためには長生きさせねば!ということかは判りませんがやたら大きい奴が目立ちました、ウミガメ、ペンギン、ナポレオンフィッシュやウツボ、大水槽の巨大魚などオーバーサイズの奴らが目白押しでした。ゆりかごから墓場まできっちり面倒をみているのでしょう。魚に対する愛情を感じました。 愛情といえば、ここでは非常に厳格にフラッシュ撮影が禁じられていました。水槽をバックに子供を記念撮影したりする阿呆者がいると、警備員のおにいさんおねえさんがすかさず「生物保護のためフラッシュ撮影はご遠慮下さい」と拡声器でつっこんでくれます。実際、フラッシュ撮影しても平気な魚もいるのでしょうが、基本はダメということをはっきり言ってくれるのはとてもいいと思いました。 |
クマノミの赤ちゃん約1cm |
3.迫るペンギン
細長いガラス張り水槽(幅約10数メートル?)の中に疑似南極みたいなセットがあって、そこにペンギンたちがうろうろしているわけです。前回紹介したSandiego
Sea Worldと同じです。ただ、余計なお世話の動く歩道がないのと、ペンギンががんがんガラスに接近して泳ぎ回る姿と、フラッシュを炊く大馬鹿な連中がいなかったことがとても良かった。
居たのはコウテイペンギン、ヒゲペンギン、アデリーペンギン、ジェンツーペンギンの4種類。なぜかキングペンギンがいませんでした。コウテイに食われたのだろうか。
コウテイペンギン
今年の春、白浜から譲り受けたというコウテイペンギン。まだ黄色いラインもなく子供。なのにでかい。なぜかサンディエゴの奴より既に大きいきがする。しかも良く動く。食う。泳ぐ。大人になったらどれくらい大きくなるのだろうか。また来なければならなくなった。
5羽いました。やっぱり偉そうだ。 |
泳ぐと体が紡錘型になるのがおもしろい |
水から上がるのが、ど下手。こいつも3回くらい 突進してやっと成功。ずるずる。 |
ヒゲ&アデリー&ジェンツー
日本でヒゲペンギンのみられる水族館ははあまりないです。でもこれをヒゲと言われてしまうヒゲペンギンちょっとあわれなり。どこへ行っても役者揃いなのがアデリーとジェンツー。
ジェンツー井戸端会議 |
反目するヒゲとアデリー |
鏡の前でポーズ |
4.カメ
カメが日本一多いと聞きましたが。確かに数と大きさがすごい。ウミガメの親は平気で1m以上が6,7匹。小ガメもいっぱい。小ガメは動きが激しすぎて写真にうまく撮れませんでした。人が来るとわさわさ寄ってきてとてもかわいい。淡水系はスッポンみたいなのと首の長いのがいた。そして大水槽にはメカカメも登場。 | むー。ぶれまくり |
タイマイの子供。 |
淡水カメ |
ガラス拭きカメ「スゥィータス」くん |
5.他
私の大好きな定番魚もいっぱいいました。そういえばサメは数種類しかいなかった。でも体長1メートル近いコバンザメがいたのにはびっくり。
ウツボとエビの友情 |
アミメハギがいっぱい。 |
6.おまけ
何だこりゃ。何だこりゃ。何だこりゃ。
昔の潜水具。こわい。 子供が見たら泣くぞ。 |
さすが名古屋。 そういえばシャチはいな かったぞ。だめじゃん。 |
ペンギン型ポスト。左に「これは郵便 ポストです」と言う看板が自信の なさを語っていて哀愁を誘う。 |