アンチョビ用イワシを買いに豊洲へ

前回製作から4年。アンチョビがいよいよ底をつきそうになってきた。作らねば。

今年も問題は新鮮なシコイワシの入手。

前回、金田の朝市に期待して行くも、その日は出回らず。釣り公園が壊滅状態の今、釣るのも厳しい。ということで、今回は、豊洲市場で調達することにした。

荷物が多いのでクルマ。二人で行くとコスト的にも電車より安いこと判明。
ただし、市場併設のタワー駐車場は高さ210センチ制限。10センチ足りず。近くの公園の駐車場を目指す。入り口を見つけられず近くを2周する。6時くらいに家を出て、7時30くらいに到着。そこから徒歩10分。
ここでも入り口が良くわからず、守衛の方に訊くと

「一般客は入れません」

年末年始の特別期間だけ許可されるが通常はダメとか色々まことしやかなことを言われる。そんなはずはないと東京都のサイトを示したらしぶしぶ通してくれる。
一般客のマナーなどの問題で通したくないのはよくわかるのだが、東京都が認めていること自体を末端のスタッフに知らせていないというのはどうなんだろう。それとも知らないふりをしているのか。
ちゃんと知ったうえで、プロを優先して大人しくするようにその場で教育して通す方が将来的にもいいと思うんだが。
まあ、いろいろ苦労があるのだと思うので、説得はしたがそれほどゴリ押しはしないように気を遣って交渉したつもりなので、あんまり迷惑はかけてないとは思う。
まあ、わざわざ訊いたのが悪かったのだ。次から業者みたいな顔で入る。それがお互いのためらしい。
そもそも免許証見せるみたいのもないらしい。
なお、現在は東京都が正式に一般客の購入も認めているが、今後はどうなるかはわからないので毎回チェックが必要かも。

で、入ると案の定、一般客向けの売りもありありだった。

ひよと手分けして全部回ったのだが、残念ながらシコイワシ(カタクチイワシ)は見つからなかった。諦めて、小ぶりのマイワシを購入。聞くところによると、やはり毎回あるわけではない模様。2kg2千円。地方の漁港の朝市とかと比べると割高だがモノは確か。迷わず購入。

せっかくなので、他にも買い物。今年は不漁で送っていただくのが絶望的なイクラを3腹。それと、シシャモの干物でもと思ったら、生が出回っていた。せっかくなので20尾オスを購入。なんか他にも旨そうなもの売っていたがきりがないのでこれだけにしておく。
帰ろうと思って駐車場に近い出口から出たら、結局たどり着けず戻る羽目に。割と疲れて、腹減ってちょっと軽く食べたいと思ったが、併設の食堂はあまり種類無し。テイクアウトもできなかったので諦める。車に戻ってだいたい約2時間半だった。
疲労と空腹度が臨海近く、明らかに機嫌が悪くなるレベルだったので、とりあえず車を出して近くのコンビニまで走って肉まん喰って心と胃袋を落ち着かせる。で帰宅。

戻ってイワシの仕込み。まず大きいの4尾抜いて、かば焼きにして蕎麦に乗っけて昼飯。
残りを3にんがかりで、ウロコ取り→頭と内臓取り→洗浄→3枚卸

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なんか手開きしにくかったので包丁で3枚におろす。手開きでなく包丁だからか、やや歩留まりが悪く0.9kg。
新聞紙に並べて、水分をちょっと抜く、1枚に収まった。

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で、30%の塩と交互に重ねて仕込み完了。最終的に40%くらいになったか。

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ちなみに、骨は水を数回変えて血抜きして塩して片栗粉まぶして骨せんべいにした。前回血抜きを怠り生臭くなったので反省。で、今回は成功。よかった。

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イクラはひよが、実家レシピをきいて仕込み。結構大変そうだった。

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一腹分をもらって今日教えてもらったばかりの塩イクラをつくる。ていうか2%の粗塩を混ぜるだけ。食べる前にちょっと日本酒を混ぜる。
あ、確かに旨い。イクラ感が強い。
残りはひよが醤油漬け作成。これはこれからの楽しみ。

で、生ししゃも。刺身が激烈にうまいらしいのだが、アニーを始め数種の寄生虫除去をクリアしないとならないらしく断念。今回はてんぷらで。

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これが激烈に旨かった。リピート必須。フライも絶対旨いはず。来年もこの時期は豊洲にGOだ。

覚書:
豊洲はあまり築地のような食べるところない。現地食いに期待してはいけない。
クーラーボックスは車に置いて行って良い。持っていくと地獄。
出入口は事実上1か所。