落し物

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毎日、才・玄と通学路の途中で落ち合って 一緒に帰るというのをやってるが その際、ランドセルその他は 私の押している自転車にどかどかっと乗せられる。

で、昨日もそうやって帰宅して 普通に過ごして 今朝の事。
「今日、帰り雨かもしれないから 一応ジャンパー着て行ってね。」
との 母の言葉に 玄白は「はーい。」と ジャンパー着込む。
才は「あれ?俺のジャンパーは?」
母「は?知らないよ?昨日着て帰った?学童に忘れたんじゃないの?」
才「絶対違うよ!自転車乗せる時に 玄白のランドセルの横につっこんだもん!!」

でも、外の自転車も空っぽで 家にもやっぱりない。
結局薄手の長袖はおらせて行く事にして 出発。

で、ぽてぽて歩いてたら 道横の生垣の隅っこにさも「落し物だよー」と言わんばかりに 才のジャンパーが置かれていた。

自転車にちゃんと乗せなかったから 途中で落ちたんだね。
しかし、落ちたのなんて 全く気がつかなかったよ。
才、玄が後ろ歩いてたら そりゃ本人が気付いたんだろうけど 私は一番後ろを付いていく感じだからなぁ。
いやー、あんな大きい物なのに 自分が落としても全く気がつかないくらいだもんな。子供が何か落として失くし物しちゃっても 怒っちゃだめだね。。。。(つーか、落ちないように ちゃんと乗せろよ! > 才)

ちなみに、私がジャンパーに気がついて「あ!才のジャンパー!」と言って 才が「あー!本当だ!!!」と それを持ち上げてみたら、ジャンパーの下には うじゃうじゃと団子虫が暖を取っていました。
いや、本当にうじゃうじゃ。
玄白が嬉しそうに すくいあげるのをやめさせるのが大変だった。
そんな状態だったのに 長袖をさっさと脱いで お気に入りのジャンパーにいそいそと着替える才蔵はすごいと思った。