iPhone4最後のたたかい 階層テキストメモ

結局私は、Appleの奴隷になったのか。どーなのか。

一応、脱獄などせず、APPLEさまの言うとおりに、Apple Storeでアプリを探しまくり、
使えそうなアプリを入れまくり、ケースカバーでちょっと抵抗してストラップを付けて
速攻壁紙変えて、
写真のアーカイブ方法はいろいろ試行錯誤して、1年分の写真を同期してあとはストレージで見れるように設定したのは一応少し枠を出たか。

ここにきて、ほぼほぼいままでできていたことと、いままでできなくていーっとなってたことがiPhone上で実現したと言える。
確かによくできてるよあんた。

そして、これが最後のたたかいらしい。

階層テキストメモの移行である。

さて、WindowsMobileには、大変素晴らしい階層テキスト管理ソフトが存在する。

TOMBO
http://tombo.sourceforge.jp/

ファイルは、階層構造と同じディレクトリ構造でテキストファイル記録される。
そしてWindows版TOMBOもある。
そこで、
TOMBO関連のテキストファイルの保存されたフォルダをActiveSyncの拡張ソフトでWindowsPCと同期する。あとはそれぞれPCやWMのtomboで開いて編集すれば良い。これで、完全に階層テキストメモをWindowsPCと共有できるのだ。
ちなみに、outlookのメモ帳とWMのメモは完全同期できるが、それらはメモ帳アプリ自体がタコなので論外である。簡単なメモやTODOやマニュアル的なメモをここにずーっと集約してきたのである。それこそHP200LXの頃から。
ということで、こいつを移行するのは悲願である。

ちょっと調べ始めると
最近はファイルストレージ、共有サービスが普及しており、iPhoneもその恩恵にあずかりまくっているらしいとわかった。なるほど、ActiveSyncに頼らずともワイヤレスでフォルダ同期ができるのか。であれば、私の野望はいとも簡単に達成するはおろか一気に上位ステージアップではないか。と思った。

が、甘かった。

まず、脱獄していないiPhoneにとって、ディレクトリ構成上に置かれたテキストファイルというのはほぼ意味をなさない。せいぜい閲覧できるくらいである。ストレージに置いても読めるだけが基本らしい。

では、階層化されたテキストを共有できる方法がないかと言うとそんなことはない。いくつか見つけた。

Momo
Notebook

これらは、Iphoneで普通に階層テキストを追加編集閲覧できる。 ネットを介してPCとデータも同期できる。
が、問題はこれがiphoneもしくはネットでの利用を主体としている点だ。
Windowsではブラウザから読み込んでテキスト編集することになるのだ。
つまり、iPhoneのためのアプリであって、PCはおまけっぽい感じ。だが、私の場合、階層テキストを主に入力するのはPCでiPhoneでは最悪閲覧だけでもいいくらいなのである。逆だ。テキストはぱっと起動してぱっと入力したい。その都度、ブラウザ立ち上げてなんてあり得ない。ブラウザのインターフェースも悪くはないが決してベストではない。特に、客先でのメモ入力にいちいちネット接続してたら話しにならない。

ということで、初めは、iphoneでの入力は諦めて、会社のPCと自宅PCでTOMBOデータをsugarsyncとかで共有して、iPhoneからはsugarsyncのデータをディレクトリ辿って読むだけ(やや不本意だが)という運用を試みた。

が。どうも、iphone版sugarsyncはUTF8のBOM有り以外は完全文字化け。TOMBOはUTF8は扱えるのだが、BOMはうまく読み込めずに先頭に?文字化け出てしまう。つまり新規にtomboで作ったテキストはiPhoneでは読めない。相性悪すぎ。

ということで、パラダイムシフト

Evernoteへ移行した。
階層管理はできないが、タグ管理ができる。そしてタグが階層化できる。
専用ローカルアプリがあり、ネット接続しなくても記事が追加できる。

難点
タグでの閲覧等、階層テキスト管理ソフトと比べ、やや作りが複雑で直感性とスピード感に欠ける。
iPhoneから見るときタグで辿るのが結構めんどくさい。

が、Evernoteはテキスト以外にいろんなファイルをクリップできるのが売りである。どうせ移行するならそのあたりのパラダイムシフトも含めてクラウドでうんちゃらなネット新世代スタイルに適応するのが良いのではと思ったわけだ。それでこそナウでトレンディーでイケてるエリートビジネスマンではないかと。
それで恐らくは、使い慣れると、タグではなくフツーにテキスト検索をベースに情報検索するようになると思われる。私が使いかたをかえるのだ。

ということは、この戦いは、私の負けか。