鯖の紅茶の抽れ方

鯖家では紅茶を良く飲みます。一応、何冊か本を読んで、研究しつつ経験を積みつつ到達した紅茶のいれかたです。でも、到着点は至ってシンプルですが。基本的な考え方は以下のとおりです。
●なるべく温度を下げない → 温度が下がるとうまみが出る前においしくない味が出てしまします。
●十分な時間をかける → 色が出ただけではまだ味は出ていません。3分から5分はかけましょう。
良い材料を使う → 良い葉っぱ(保存状態のよいもの)、良い水(空気を良く含んだ軟水)
静かにいれる → ゆすったりしすぎるとまずい味が出てきてしまいます。



器具/材料:

【やかん】
ポットの1.5倍以上の容量が必要です
【ティーサーバー】
抽出用。アメリカ人の発明した上からげーとピストンするやつは死んでも使ってはいけません。紅茶用の目盛が6くらいまである奴を使っています。
【ティーポット】 大きい奴がよい。
【ティーコゼ】
保温用。家では「帽子」と呼んでいます。うちのはしづしづの手作り。タオルをまいたりすればないよりマシです。
【茶葉】
新宿の高野のインディアンティーセンターで「超特選アッサム」を100g750円で買っています。缶入りのブランド物は高い割にたいしたことないので買いません。必ず密閉性の高い容器に保存します。
【ミルク】
牛乳です。低脂肪乳やコーヒー用のクリームとかは紅茶には合わないと思います。乳脂肪分の多い牛乳がいいです。
【タイマー】、【水】、【カップ】

※ティーポットで直接お茶を抽れるやりかたもあるようですが、時間とともにに渋味が出てきてお湯で薄めてもおいしくないのでうちではこのようにしています。ダージリンとかそれなりに抽出に時間のかかるものにはいいのかもしれません。


 ティーポット ティーサーバー 茶葉容器


作り方:

1.湯を沸かす
水は水道水を使います。うちはマンションのタンクのカルキがきついので浄水器を使っています。汲み置きの水は空気が減るので良くないらしいです。やかんにたっぷりポットの2倍近くの湯を沸かします。勿論熱湯ですが沸騰したらあまり沸かし過ぎてもいけません。 面倒ですね。

2.サーバーを温める
いきなりお湯を入れるとサーバーに熱を奪われて湯温が下がってしまいます。お湯を半分くらいいれてサーバーを回して温めます。温めた湯はポットに移して今度はポットを温めます。

 

3.茶葉を入れる
うちではティースプーンで5杯ちょっと。決してケチってはいけません。ミントとか生姜とか入れる時はここで入れます。写真では生ミントいれてます。

4.熱湯を入れる
熱いお湯をどーっと入れます。空気がたくさん入るようにちょっと高いところから注ぐといいらしいですがあんまり気にしなくてもいいようにも思います。

5.蒸らす
必ずティーコゼーを被せます。うちでは、だいたい3分。時間もきちんとタイマーで計りましょうね。なんとなくうちは3分30秒

 

6.カップを温める
ポットの湯をカップにいれてカップを一応温めます。ここはうちでははしょりますがお客さんにはハッタリが利いていいかもしれません。ハッタリも味のうちです。

7.完成
タイマーが鳴ったら、ポットの湯を捨てて、紅茶をポットに移して、ティーコゼを被せてできあがり。ショウガやミントを強く利かせたかったら、ここでポットにおろししょうがや生ミントをいれてもいいです


TEA TIME!

うちでは、ミルクは温めないで後入れですが、これは好みの問題でしょう。とりあえず、いただきましょう。もちろんお茶菓子は必須ですね!今日はニューヨークチーズケーキのオレンジ添えだ。


応用編

【ティーサーバーの容量が小さい!】
ポットは十分容量はあるがサーバーが小さい時は、茶葉を多めに入れて濃い紅茶液を作り、抽出後お湯で薄めるといいでしょう。ポットも小さい時は、カップに入れてから薄めます。大勢来客時にはかなり有効です。

【ティーバッグでおいしく飲むには?】
基本的な考え方は同じです。暖めたポットにティーバッグを入れ湯を入れて蒸らします。揺すって色を出しても味は出ませんからそっとしておきます。カップに直接入れる場合もカップを暖めティーバッグとお湯を入れたら、何でもいいですからカップに蓋をして下さい。ティーバッグの場合リーフティーよりも葉が細かく抽出時間も短いので3分抽出すれば十分でしょう。抽出が終わったら速やかにティーバッグは出しましょう。

【風邪をひいた】
茶葉を入れる時にひとかけくらいの生姜を微塵切りにして入れてやると生姜入りミルクティーができます。のどの痛みにも効きますし、暖まります。きつくしたければおろしショウガがいいです

【夏は暑い】
茶葉を入れる時にミント(ドライならスプーン2杯、生なら5~6枚)を入れてやると、サッパリしていいです。ケーキもすすみます。

【やかんが無い】
電気ポットで湯を沸かす場合は、なるべく新しく水を入れて沸かし直して下さい。保温状態のモノを使う時は、「再沸騰」ボタンがあれば必ず使って下さい。