デッドニングとかいうのをやってみる

小次郎の欠点の一つ。
オーディオがなんかいけてない。社内の雑音が多くて音楽聞き取りにくいしボリュームも小さいし音悪い。いいとこ無し。

■これまでのオーディオの音質改善のとりくみ
・とりあえず、前と同じようにタブレットをオーディオとして使うのでBTで飛ばせるようにする
・BT→FM波で電波を飛ばす方式は、音量レベルが低く、適正な音質が確保できずにNG。
・変換ケーブルとノイズ除去端子をかませばヘッドホン端子で直結が可能とわかって、現在はそれを利用中。

ただし、エンジンや屋外ノイズが大きいので高速とか乗ると殆ど音楽聞こえなくなる状態。
そんなもんかと思っていたのだが、

なんか、防音対策というアプローチがあるらしい。

つまりノイズがなければいいという、考えれば当たり前だが、なぜかそっちは考えてなかった。
防音対策。しゃれたいいかたをすると、「デッドニング」というらしい。
軽トラとかだと、鉄板むき出しでエンジン音やロードノイズだかが車内駄々洩れなのだそうだ。だから、天井、床、ドア、とかに処理をかけると劇的に変わるらしい。
軽ではないがトラック仲間のタウンエーストラックもきっと例外ではないだろう。

で、うちの小次郎を見てみたら、どうも床と天井は既になんらかの処理がされている模様。防音なのか防熱なのか謎だがなんか素材が敷き詰められている。
シート背面はむき出し。シート下は微妙。よくわからん。
そして、ドア。特にオーディオ系ではドアが一番影響が大きいといくつかのサイトで言っていた。
そのドアは、開けてみたら何もやっていないことがわかった。やるならこれだな。

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やってみた。

Amazonでデッドニングシート40センチ×5m(5000円)を買って施工。

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これは、外側の鉄板の裏。

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そのあと、内側の穴埋め作業。

解体は割と簡単。
ネジ3か所外して、ドアノブはずして、パワーウインドウのスイッチをコネクタから外してあとはバチバチっとはがして終わり。スピーカーも3本ねじぬいてコネクタはずす。
次に、簡易防水用にブチルゴムで張り付けられたビニールシートをゴムごとひっぺがす。
あとは外側に面した板金にデッドニングシートを貼れるだけ張って、内側の板金の穴をデッドニングシートで埋めまくって、スピーカー戻して終わり。
本気でやる場合は、スピーカーの裏側とかにスポンジ入れたりなんだりするみたいだがとりあえず省略。
早朝から作業を開始。助手席側は暑くなる前にさほど問題もなく完了。

ちょっと休憩してから、その後、運転席側にかかって想定外の問題発生。
ビニールシートをブチルゴムごと外すのだが、暑さでブチルゴムが溶けてる。
助手席作業の時は気温が低く固まっていたので、簡単にはがせたのだが、こっち側は溶けたチョコレートみたいになって始末に負えない。冷えるの待ってやりなおしてもいいのだが、今日はどうしてもこのまま完成させて金田に行ってテストしたい。えいっとはがしたらまあいい感じで惨事。
結局完全にはがすのは諦めて、ブチルゴム部分だけビニールを切って上に張り付けてそのまま作業したのだが、あちこちにこのブチルゴムがくっついて掃除が大変だった。
その後の作業はそれほど苦労しなかったが、なにしろ暑くて休み休みの作業となった。

まあ、とにかく、ドア施工完了。

ドアを叩くと、前より音が鈍くなったのは確認できたのだが、ドアの外への音漏れ具合はあんまり変わらない印象。
もしや無駄足かとびびりつつ、予定通り、金田に向かう車内で検証してみた。

結論、結構効果あるかも

外の雑音が減ることを期待してたのだが、そこはあまり体感無し。ただひょっとしたら減ってるのかもしれない。
それよりも、なんかオーディオの輪郭が以前よりはっきりしてる感じがする。つまり聞き取りやすい。
まえは高速乗るとはっきり聞こえるまでボリューム上げると音割れしてしまっていたのだが、施工後はほどほどの音量でも聞き取れるような気がした。
少なくともカーナビの音声はかなりはっきり聞こえる。
帰りはクラッシックかけてみたがなんとか大丈夫な感じ。以前は、クラッシックは全滅だった。

これはかなりうれしい。

まじめに、背面とシート下もやってみよう。防音材あり余ってるし。
それと、ドアスピーカーの着脱が簡単だとわかったので、スピーカーをもちっといいやつに買い替えてもいいかもしれない。