都会のあやしいガンマン

私は、Hewlette Packerd社のHP200LXという携帯パソコン(だいぶ語弊はあるが、ペン入力でないザウルスのようなもの)を愛用している。
スケジュール管理にメモ帳、辞書、電話帳、Lotus123など鯖の少ない脳味噌の一部を常に補う重要な機械である。だから常に3秒で取り出せて起動できるようになっていなくてはならない。
そのため、彼(200LX)はいつも私のベルトの専用ホルスター(しづお手製本革仕様)に待機しているのだ。
ところが、ここ2年さらにすぐ取り出せなくてはいけないものが現れた。
デジカメである。
特に道を歩いているときは、いつ何時猫先生にあわないとも限らない。
一瞬の油断も許されない。
今まで、冬はデジカメを上着のポケットに入れていた。しかし、夏は上着がない。
仕方ないのでリュックに入れているが、やはりリュックだと7秒近くかかってしまう。
ところが昨日とてもいい物を見つけた。新宿さくらやでカメラ用のケースの中古品を見つけたのだ。
そのケースは蓋にCanonと書いてあったが私のリコーのデジカメ(DC-3Z)に気味が悪いくらいぴったりで、蓋はマジックテープですぐ開けられる。
さらにベルトに通せるようになっている。
その上値段がたった200円ではもうこれは買うしかない。
近いうち私の友人や同僚は、両腰に怪しげなホルスターをぶら下げた、不審なガンマンを見かけることになるだろう。







上が200LX、下がDC-3Z ホルスター装着図:左がデジカメ、右が200LX。